戦争研究大学 その1

序論:日本の高等教育における軍事教育の必要性  現在、日本には存在しない軍事科学・安全保障学の専攻の学部を、今こそどこかの大学に創設するべきときではないだろうか。その社会情勢的背景には戦後一貫して日本の軍事情勢は、周辺諸国の国際事情により木の葉のように翻弄(ほんろう)され続けてきたという不安があり、それが米ソ冷戦の終結以降ますます激し…
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「戦略」について・再考

 この記事は、奥山真司氏のブログ『地政学を英国で学ぶ』5月29日投稿「「戦略」について」へのトラックバックである。  私はこの戦略ブログで一度、「「戦略」という単語について」という記事を投稿した。その記事の中で、「戦略」という単語の定義があまりに拡散しすぎていることを嘆いた。 しかし、最近耳にした甚だしき"strategy"の使…
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石原都知事とフランス

 「フランス語は数が数えられない言葉だから国際語として失格だ」という石原都知事の発言が昨年10月にあった。これは首都大学東京(旧・東京都立大学)の人文学部に相当する学部(首都大学では、都市教養学部と名付けられた)で、文学・語学に関する学科を大幅に減らすことを宣言した言明である。  確かにフランス語の70以上の数は整然とした十進法の…
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「カチンの森の虐殺を認めないロシア-我が国はどうつき合っていくべきか。」について

「カチンの森の虐殺を認めないロシア-我が国はどうつき合っていくべきか。」について  ロシアという国は伝統的に「力」のみを信奉する国家であるだけに、ポーランドのような「弱小国」がいかなる正論を述べたとしてもそれを相手にする気は毛頭ない。  日本に対しても、日本が相対的に強力であった戦前の一時期はロシア=ソ連邦は日本に対しておとなしくして…
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若き地政学者の戦略・地政学修行をブログに見る

 日本の戦後地政学研究史上、『地政学入門(曽村保信著・中公新書)』以来のガイドブックとなるであろう著作である『地政学─アメリカの世界戦略地図─(五月書房)』を著した奥山真司氏が、さらに戦略・地政学の研究を深めるためにイギリスの大学院へ留学し、その留学生活とその中で日々論議していたり、リポートなどを書くために大量の文献を読んだりしているこ…
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「安全保障」は安全か

 最近、シビリアンが防衛問題の研究をする時に、好んで「安全保障の研究」と称する。その方がとげとげしさがないのであろう。従来は防衛問題のことは「国防」と称していた。この二つの単語の違いは何であろうか。英語では安全保障のことを"National Security"と呼び、国防は"National Defense"という。"Defense" …
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「地政学」をさかのぼる

 地政学のエッセンスにふれたのは、もう20年くらい前のことである。その時は地政学上、あまりに有名な格言である「ハートランドを支配するものは(中略)世界を制する」と、ハートランド・リムランドという単語が大した説明もなく書かれていた。  次に地政学的("geopolitical")な見識に出会ったのは、『海の政治学』(中公新書・曽村保信著…
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「軍事問題」の展開

 一言で「軍事問題」といっても、ほかの社会科学と同様に研究分野は多岐にわたる。軍事に関していえば、伝統的な陸・海・空の三軍について、または諜報や兵站といって比較的地味ながら(それ故旧日本軍は無視してきた)重要な分野について、それに戦史研究も欠かせない。それに戦域の広さから戦略・作戦・戦術・戦闘と分かれ、さらに現代的課題として、ゲリラ・テ…
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「戦略」という単語について

 戦略研究学会に所属していて(といっても、去年も今年も総会に参加していないし、年4回の講演会も拝聴していないから、それほど熱心な会員とはいえないけど)思うことは、最近「戦略」という単語、ないしその元の単語である"strategy"が氾濫しているのではないかということである。私が「戦略」という名詞の定義を非常に狭く考えているからかもしれな…
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戦略ブログを始めるにあたって

 今日は初日なので、読む方書く方ともまだ蓄積が足らないから、月並みながらブログのうんちくを語ることにする。  ブログアドレスの"shimizu-takahashi"は、このウェブリブログでブログを書かれている女流棋士・高橋和女史のアドレスを私の出身地の清水市に引っかけてパクりました、はい。  タイトルの「高橋和司 戦略 Blog」は…
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