高橋和司 戦略 Blog

アクセスカウンタ

zoom RSS インド空軍、兵器の半数が時代遅れ 近代化を急ぐ

<<   作成日時 : 2010/10/07 12:05   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0





ご存じの通り、インド(ヒンドゥー語ではバーラトというらしい)の仮想敵国(実は「仮想」の二文字は取れているといってもいいかもしれない)は中国とパキスタンで、しかもこの両国は書面上の同盟こそ結んでいないが、インドにとっては事実上一体の仮想敵国と想定してもおかしくない。しかもアンダマン海・インド洋というインド沖の海面は中国(のみならず全東アジア諸国の)SLOCであると言っても過言ではなく、いったん事が起こればその海面上に中国海軍が展開することは間違いない(ただしインドは石油以外は自給できそうだが)。

とすると、インドは四方から敵に囲まれることになる。その上で兵器のテクノロジーが遅れているとなると、最悪の場合は大英帝国の再来ならぬ、新・中華帝国の成立ということになりかねない。今時の戦争は60〜80年前の大戦レベルの戦争が起こったとしても、ほかの国が中立を保っていれば、国連で早速停戦交渉が議題に載せられ、「新・中華帝国」とまではいかないだろうが、カシミール・シッキム・アッサムの喪失の可能性は考慮に入れなければならない。

確かに主にテクノロジーに依拠する軍種は、ここの見出しに掲載されている空軍と、実はインドが空母を保有している画像海軍であるが(インドは東西両側からテクノロジーの供給を受けられるので、こちらでは中国海軍より優勢かもしれない)、陸軍もイラク戦争で示したようにテクノロジーに圧倒的な差があれば兵力の差など問題にならない(ただし合衆国陸軍は兵站に非常に気を遣う軍隊として有名なので、そこは考慮をすべきかもしれないが)。

まぁインドはインドで日米安保・日豪安保につぐ日印安保という二国間条約の連携で逆に対中障壁を築こうという腹「かもしれない」が、政治と軍事は自転車の両輪のような存在で、やはり軍事の劣勢は補いたいところかもしれない。まして中印対決という、合衆国もロシア連邦もあまりかかわりたくない緊張に積極的に仲介に出てくるとは思えない。日本や北欧諸国も同様である(最も日本は総合安全保障の面ではもっと前面に出て緊張緩和の音頭を取ってもいいのかもしれない)。

画像まぁインドにとって優勢なのは、合衆国もロシア連邦も(それに英仏も)技術を売るとすれば中巴よりはインドの方が可能性が高いという政治的状況ではないか。新型戦車アージュンの開発失敗で一つ教訓を得たインドの方が陸の技術では勝っているわけだし、先述の技術移転についても優勢なので、外交で時間を稼ぎつつ、技術の劣勢を対等に持ち込むのが無難であろうかと愚考する。



ミリタリー選書25 世界の名脇役兵器列伝
イカロス出版
太田晶、印度洋一郎、山下次郎ほか

ユーザレビュー:
脇役の解釈も十人十色 ...

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ミリタリー選書25 世界の名脇役兵器列伝 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

他人ブログのリンク

インド空軍、兵器の半数が時代遅れ 近代化を急ぐ 高橋和司 戦略 Blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる