「アメリカの戦略が知りたい」について

アメリカの戦略が知りたい」について
 3か月半ぶりの記事にしてはあまりにも短いのにお気づきかと思われます。
 この記事はブログ『兵家再興』2005年10月12日(http://heikasaikou.at.webry.info/200510/article_5.html)のトラックバックです。最も同記事「アメリカの戦略が知りたい」はあまりにも簡潔に書かれているので、この記事も簡潔に書かざるを得ないのであるが……。
 同記事によれば、

>大枠で見つめると、アメリカの戦略が世界を動かしている。このアメリカの戦略を知りたい。

とのことである。合衆国の政治を知りたければ、公開情報だけでも十分にたくさんのことを知りうることができる。英語が読めれば(英検1級クラスの能力が最低限要求されるが、まぁ某大学院の入試で英語が免除される基準が英検でいうと準1級なので、辞書引き引きを覚悟すれば準1級でもいいのかなぁ)、かえって情報の洪水に流されない方法を考えなければいけない。また、世界的に有名な"Foreign Affairs"も日英両言語で出版されているので、丹念に読み込めば合衆国の戦略のアウトラインを知ることはそれほど難しくないのではないか(Foreign Affairs Japanについては以下のURL(http://www.foreignaffairsj.co.jp/)を参照のこと)。

 また、日本語における合衆国政治・戦略の入門書としては、園田義明著『最新アメリカの政治地図―地政学と人脈で読む国際関係』講談社現代新書1714か、出版が少し古くなってしまったので、書店に注文してもあるかどうか分からないが、奥山真司著『地政学―アメリカの世界戦略地図』五月書房(この記事を参照してもらいたい)の2冊を挙げればよいのではないか。最低この2冊を読めば、一般人として合衆国の政治・戦略に通暁するのには困らないはずである。それに私のブログで紹介している『世界週報』時事通信刊の合衆国に関する記事と上述のForeign Affairs Japan(半年で1万7千円は高いかもしれないが、本気で合衆国の戦略が知りたいならば、それだけの投資はすべきではないか)を熟読すれば、合衆国の指導者層の考えていることは大体想像がつくようになるはずである。

 結論としては、合衆国の戦略ないし政治動向を知ろうとすることは、閉鎖的な独裁国のそれと違ってそれほど難しくはない。ただし、どんな分野でもそうであるが、やはり年期は必要ではないか。恐らく、公開資料をなるべく目を通すようにしてから最低5~6年の歳月が必要となるはずである。それを肝に銘じて、ウオッチを継続する努力が必要である。

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