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zoom RSS 「9.11テロは米国が仕組んだ」、イラン大統領演説に欧米高官が退席 国連総会

<<   作成日時 : 2010/09/24 11:30   >>

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ここは戦略ブログであって、地政学ブログそのものではないが、まずは合衆国と回教共和国(イラン)が共和国側に石油さえなければここまでもめることもなかろうに、と「地政学的リスク」で話を始める。

しかし合衆国と回教共和国の中が最悪なのは、そんなに長い歴史があるわけではない。まずはイラン革命。パーレビ―朝の黒幕は合衆国と信じられ、それで革命の進展とともに反米思想が芽生えたのではないか。

KYなる高名な漫画家には理想的な国だと思う。なぜなら一応民主主義も定着しているので、多少混乱したみたいだが、ハタミ大統領からアフマディネジャド大統領にきちんと民主的交代を果たした上に、(またか、と言わないで下さい)エマニュエル・トッドによれば合計特殊出生率は既に隣国トルコを下回っているので、女性の地位もイスラム法で規定されているよりはずっと高いそうだ(でも姦通罪は女性だけ死刑ですね)。

閑話休題。えーと、合衆国があそこまで高圧的な外交を回教共和国相手になしえているのは、ひとえにイランアメリカ大使館人質事件とイーグルクロー作戦(大使館で監禁されている要人たちを救出することをもくろんだ)の失敗という大トラウマがあるからではないか。ハタミ大統領からアフマディネジャド大統領への交代も合衆国に近づく外交より、反米を貫く外交の方が国民の支持を得られていることの証左にほかならない。

こういう感情がもつれにもつれた二国間関係は、よほどの外交的一致を見いだす事件が複数起きない限り、合衆国と回教共和国の対立は国際政治上の与件として扱うしかないのではないか。それに合衆国も馬鹿ではないので、日本・フランス・ドイツといった国との外交関係を断ち切らせるような要求はしていない。

石油を抜きにしても(いや、抜きにしたらブラックアフリカ並みの関心度しか無くなりそうだが)、中東地域でアラブ対イスラエルと合衆国対回教共和国という二つの与件的対立がある以上、変な表現だが「あぁまたか」という冷たい目で(さすがにここは「生暖かい」と言うわけにはいくまい)放置するしかなさそうである。

まぁ今回の9.11テロ米国陰謀説は、ネット上でも出版物でも盛んに取り上げられているが、外交官(というかここでは大統領)ののたまう台詞ではなかろう。欧米の国連外交官たちが退席するのは当然と言えよう。ちなみに日本代表はそれに従って退席したのだろうか。それとも独自のアラブ外交(アブラ外交とも言われていた)に従って一応聞いていたのだろうか。

追伸 
回教って単語は今では共同通信によると「不快用語」なのですね。まぁ通常の私なら「イスラム」または「イスラーム」と表記するだろうが、今回は「合衆国」の敵国として登場しているので、あえて不快用語を使わせて頂きました。関係者の方々にはお詫び申し上げます。

追伸2
「地政学的リスク」という単語がアメリカの財界人、特に石油や金融関係者の口から出てくるが、あれって学問としての地政学には関係なくて、「中東は怖いぞ」程度の意味を表す「マジックワード」だと私は信じていますね。

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