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zoom RSS 海保の巡視船と中国漁船が接触、尖閣諸島近海

<<   作成日時 : 2010/09/08 18:49   >>

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日本が実効支配し、中国と台湾が領有権を主張している尖閣諸島(中国名釣魚島)近海で、あぁ!またかというような国境侵犯事件が発生した。詳細は上のAFPの記事に譲るが、いくら隣国というものは必ず歴史をさかのぼると国境問題を抱えているものだとはいえ、日本は北朝鮮を除くすべての国と問題を抱えているからやっかいである。しかもその中で実効支配している場所はこの尖閣諸島だけなので、ほかの国に対して示しをつけるためにもその実効支配を失うまねをしてはならない。そしていつもは媚中的な小沢一郎議員も今回は断固たる措置を歓迎したのはよほどの事態があったからと推測できる。

ところで、対馬海峡と東シナ海はサミュエル・ハンティントンいわく文明の境界線で、そこでは文明の衝突たる紛争なり戦争が起こりやすいのだそうだ。この文明は「日本文明」と「儒教文明」である。私自身はあまりこの理論を信じていないのだが、当の合衆国がこの理論を信じているがごとく動いている節があるので、きっとこの衝突についても何らかの政策を策定しているに違いない。合衆国政府(というか在日大使館)は時々尖閣諸島問題にアメリカは関与するとかしないとか日本人を惑わせることを発言しており、その真意は不明であるが、現時点では麻生内閣時の発言である「関与する」論を採っているものと思われる。

そのほかにも中国政府は、沖ノ鳥島を「あれはただの岩である」との声明を出したり、国際法上ぎりぎりの線で海峡通過を行使したり(この件で奥山真司氏のブログで「あれば単なる機械故障の可能性がある」と書いたら、いつもは温厚な奥山氏にひどく怒られてしまった)、ろくなコーストガードもないのに北西太平洋の海上優勢を得ようとする動きが活発である(最もアメリカ式海軍以外は通常海軍がコーストガードの役割を果たすことが多い。旧帝国海軍もそうであった)。

それに気になる情報が有名軍事系ブログである「週刊オブイェクト」で明かされた。中国海軍は既に強襲揚陸能力が世界第2位で、海軍歩兵3個旅団程度の兵力を揚げることができるという。これは軍艦だけの話で、ただいま急速に拡大中の一般貨物船などを含めると近海へのパワープロジェクションは中国政府が決断する(あとは合衆国の中立が約束される)だけで行えることを意味する。

今回の件は一応海保が厳然たる措置をしたので、あとは中国政府がどのような声明を発表するか(またはしないか)の問題となった。そこで中国政府の現時点における対日政策の一端が明らかにされるのであろう。

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